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生年月日 1983年3月12日 会派 草の根 党派 - 当選回数(通算) 2 住所 [事]富士見市ふじみ野東1丁目23番地1 コーポレートふじみ野503 電話 [事]049-290-3077 FAX [事]049-290-3077 メール iseda-yukimasa@hotmail.co.jp ホームページなど http //ameblo.jp/iseda-yukimasa/ https //www.facebook.com/ganbareiseda/ https //twitter.com/iseda_yukimasa ※[事]…事務所 [社]…会社 [自]…自宅 名前 コメント
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朝の光がステンドグラスを透過して様々な色の光へと変わり、藤林杏の髪を照らす。 何もかもを投げ出したい、もうこれ以上この世界にある音を聞きたくないとばかりに両手で耳を塞ぎ椅子で丸まっていた。 歩の追求から逃げ出した杏が走って、転んで、歩いて、走って、躓いて転びかけて。 その逃亡の終着点が今いる大聖堂だった。 「どうしろっていうの」 破綻のきっかけとなった携帯に送られて着たとある画像――岡崎朋也の無残な姿であった。 頭を打ち抜かれ、がらんどうとなった光無き虚ろな瞳。杏は認めたくなかった、恋心を抱いていた青年の死を。 何故朋也が死んでしまったのか。理由は明確、誰かに殺されたからだ。 誰かとは誰か? 悪意を持つ参加者。自分の我欲を叶える為に人を殺した最低の屑。 「何でよ……何で死んじゃったのよ」 どんなに問いかけてもその質問が返ってくることはない。この大聖堂には誰もいないのだから。 一人。そう、自ら進んで一人になったのだ。心配する樹や歩を置いて飛び出していったのは誰だ? 自分だ。歩の言葉に勝手に腹を立てて最低な捨て台詞まで残して。 「は、ははっ……」 数時間前に自分がしでかしたことに杏はもはや渇いた笑いしかでてこない。 自業自得。もうあの場所には戻れない。戻った所でもはや仲間ではないとみなされるのがオチだ。 勝手に暴走するような人は足手まとい、考えるまでもなく杏はそう結論付けた。 そして、現在の杏の頭にあるのはこれからどう生き残ろうかということだ。 荷物は何もかも置いてきてしまった。食料も、水も、デバイスも。 信頼できる仲間も捨てた今の杏はいつ殺されてもおかしくはないのだ。 「あるのは腰につけていた拳銃だけか……」 まだ一回も撃ち放っていない拳銃。これを持ってきたことは唯一のラッキーとでも言うのだろうか。 だが、撃てるのだろうか。もし参加者と遭遇して襲いかかってきたとしたら。 この拳銃の引き金を引くことが出来るのか。 出来る訳がない。自分はあくまでも普通の女子高校生なのだ。 それ以前に常識的にそんなことはしてはいけないという気持ちが杏にはある。 殺せないし殺されたくない。二つの感情が引き金を引く勇気を霧散させる。 「誰かいませんかーって杏!」 そうして、蹲ること数分。 ドアの開閉される音と同時に光の刺す方からいつも聞いていた、日常を象徴するであろう軽い声が聞こえてきた。 顔を上げた杏の眼前に映ったのはいつも辞書をぶつける的のような存在である金髪。 「よう、へい……?」 「他の誰だって言うのさ」 朋也が死んでしまった現在ではこの島で一番信頼できるであろう悪友、春原陽平がそこに立っていた。 傷もなく制服も綺麗サッパリ。今まで戦いとも遭遇しないで無事に生きてきたのだろうと杏は判断する。 その姿を見てその幸運を少しでも朋也に分けてやれなかったのかと筋違いの八つ当たりをしそうになった自分を苦く思う。 関係ない親友にまで迷惑を掛けたくない。だがそれ以上にもう自分の過失で仲間を失いたくなかった。 これで陽平から逃げ出してしまったら自分はどうなってしまう。想像するだけでギリギリと心臓をつかむような痛みが胸に走る。 「無事だったの……」 「当たり前じゃん。こんな若い身空で死ぬなんて僕はごめんだね」 いつものように軽薄な笑みを浮かべて陽平はゆっくりと杏の元へ歩いてくる。 よく見ると腰には大きな短機関銃とリボルバーが下げられており、思わずピクリと身体に震えが出る。 拳銃を見ただけで怯えてしまう自分に少し嫌気が立つ。いつから自分はこんなにも弱くなってしまったのだろう。 決まっている、朋也の死体画像を見た時からおかしくなってしまった。思考にノイズが生まれて立っている地面が真っ暗な闇に見えるようになった。 「あたし達はまだ生きてるけど……! 朋也が……朋也が!」 放送が流れていないということを顧みると陽平はまだ知らないのだ、朋也が死んだことに。 それをこれから伝えねばならないことが重い。されど伝えねばならない。親友として黙っている訳にもいかない。 「岡崎がどうかしたのかい」 「あたしが持ってた携帯にメールが送られてきたの。その中に朋也の死体の画像が入っていて……」 「それで死んだって? その携帯は?」 「…………ちょっと移動している最中に落としちゃったのかな、ゴメン。でも信じて……朋也は死んじゃった。 こんな訳もわからない所で……!」 本当のこと、仲間との衝突のせいで荷物は全部置いてきたなんて言えはしなかった。 自分の恥を陽平には知られたくなかった。 杏としても朋也の死で動揺するであろう陽平をこれ以上惑わせたくなかった。 それは、自分が苦しみたくないだけという我欲であることから目を背けて。 「そうだね、だけど――それがどうしたのさ」 二人の共通の友人である朋也は死んだ。故にこの胸に抱く悲しみ、怒りも当然共通のはずだ。 杏はそう思っていた。だが、実際は違っていた。 陽平の物言いには悲しみも怒りもなくただあっけらかんとしていた。 その証拠に彼の瞳からは涙は流れていない。悲しみと怒りに打ちひしがれていない。 「ちょっと! 朋也が死んだのよ! 何でそんなに落ち着いてられるのよ!」 陽平の言葉には重みがなかった。まるで今日遅刻してしまったことを笑いのネタとして喋るかのように軽かった。 親友である岡崎朋也が死んだ。それは陽平にとっては驚くに値しないことだったのか。 杏が何でだと聞こうと声を張り上げるがその前に答えは開示される。 「別に僕にとっては驚くことじゃないんだよ。だってさ、岡崎を殺したのは僕なんだから」 掲げられるリボルバーの拳銃に杏は思考が一瞬真っ白になる。 陽平と全く関連性が見えないその言葉に杏は思わずキョトンとしてしまった。 『岡崎は僕が殺した』という言葉の意味がわからない。 陽平が自分に拳銃を向けているのがわからない。 嘘でしょ、と問いたくなるが口からはひゅーひゅーと吐息しか吐かれない。 吐かれるべきなのはもっと違うものであるはずなのに。 そう、これはきっと冗談だ。杏はそう認識した。 朋也を殺したという発言も拳銃を構えているのも冗談。自分が落ち込んでいるのを見受けて何か気分を変えようとする発言だ。 こんなことで笑わせようなどとは陽平も趣味が悪い。 しかし、冗談にしては悪いにも程がある。自分の知る春原陽平はこんな質の悪い冗談を言うような人物ではなかったはずだ。 「そしてさ、杏も僕が殺す」 そんなできもしない言葉に杏は思わずクスリと笑ってしまう。 自分と陽平は親友なのだ、そして朋也もだ。親友を殺すなんてことを友情に篤い陽平がやるはずもない。 何が目的で陽平はこんなことを言っているのか。自分の驚く姿を見たいだけではないのか。 わからないなら問えばいい。最初の驚きも覚めて今なら声が出ると確信して杏は声に出す。 非情なる現実に心が追いつかなかった少女は最後に笑って言った。 「陽平の、バーカ」 ◆ ◆ ◆ 「何がバーカだよ、杏の方がよっぽどだ」 陽平は崩れ落ちたものを見て蚊の鳴くような声で呟いた。 血をドクドクと垂れ流し笑顔で死んでいる親友“だった”少女。 「戦わないと、殺さないと。ここでは生き残れないんだよ、杏」 覚悟も決意もない杏がこの先を生き残れるとは陽平には到底思えない。 その証拠に腰に下げていた拳銃も弾こそ込められているが安全装置は外されていなかった。 「……畜生」 ガンと椅子を蹴るが胸にたまった鬱屈とした想いは一向に収まらなかった。 何度も何度も蹴りつけるが足が痛くなるだけで気は晴れない。 肉体的にも精神的にも痛いという二重苦。 椅子を蹴った足はじんじんと痛むし胸の奥には魚の骨が刺さったような痛みが継続している。 胸には強さを、気高き強さを、頬には涙を、一滴の涙を。そんな清廉な強さは何処にも存在しなかった。 (何でだよ……何で僕はこんなにも弱いんだよ……っ!) もう迷いを捨て去ったと思ったのに。瞼の思わぬ緩みに陽平は少しだけ口を釣り上げて笑う。 感情なんてもう捨ててしまったと思っていたのに。 くぐもった笑い声は覚悟を決め切れない自分を嘲笑しているかのようだった。 (伊達との会話でもあんまり得られるものはなかったし……しいて言えばハラオウンの持ってたものが手に入っただけ) 放送前に行った伊達――もとい鍵との会話もほんの数分で終了した。 互いに嘘偽りを交えた会話だったので実になったものはほぼなきに等しい。 隙を見つけては殺そうかとも考えたがそうはさせてくれなかった。 彼の軽薄で能面のような感情のない笑い顔を見ると手が震えてくる。 底のしれない恐怖。氷の冷たさを感じさせる視線を耐えることで陽平は精一杯だった。 そして逃げるようにその場から離れて、その姿が見えなくなったら走って、走って。 方角も気にせずにただ走り続けて。落ち着いた矢先にあの悪夢の放送がやってきた。 死者19人。その中には護ると誓った妹が含まれておらず陽平は胸をなで下ろした。 だが、その安堵も鍵との生まれた恐怖も晴れはしない。 放送後も鬱屈とした感情は晴れずにとぼとぼと歩いた末に杏と出会ったのだ。 (あいつはどれだけの覚悟があるんだよっ! いちいち迷っている僕なんかとは比べものにならないくらい強いものだっていうのかよっ! くそっ…………! 僕には、覚悟が足りないっていうのか!) 覚悟の違い。この世界の全てを敵に回そうとも決意を曲げぬ思いとどんな優しさを与えられても平然と捨てされる非情さ。 妹と似た少女を見逃がし、死にかけの参加者を殺すことを迷う程度のぬるま湯の覚悟しかなかった自分とは余りにも違いすぎる。 友達二人、死にかけ一人を殺しただけでは足りないとでも言うのか。どうすれば鋼の如き強さを手に入れることができるのだろうか。 (ちく、しょうっ……) 見果てぬ強さはこの身体の中には存在しない。あるのはちっぽけでウジウジ悩んでばかりの自分だけだった。 銃で人を撃ち、殺した。そうだ、殺したのだ。 妹を一緒に捜そうとぶっきらぼうながら親身になって言ってくれた悪友を。 自我が消失する寸前だというのに他者の為に潔く殺された少年を。 真っ暗な世界で懸命に生きて、間違いを正そうと必死にもがいて自分に助けを求めてきた親友を。 全員、陽平は殺した。銃口から撃ち放たれた弾丸は人の命を容易に奪い去った。 たった一つの身勝手な醜いエゴの為だけに三人の命を犠牲にした。 殺した命の数だけ妹である芽衣の優勝は近づいていく、その喜びを胸に抱きながら。 (わかってる、わかってるさ。僕が馬鹿な事をしていることぐらい。あの郷田ってババァが最後の一人を無事に帰してくれるなんて信用出来ないって) 人を殺すことは悪いということぐらい陽平は百も承知だった。命の価値は尊くて容易くなくしてはいけないものだって。 黙っているだけでも罪悪感で押しつぶされそうになり足は止まりそうだ。 それでも動き続けるしかない。必死に汗を垂らしながらゴールまで走りぬくしか解決方法はない。 (僕は兄貴だから。妹を護らないといけないから……今までの分まで) 気高き強さなんていらない。一滴の涙を流す弱さはいらない。 必要なのはどこまでも残酷で孤独な何者をも滅殺する誇り無き強さ。 この掃き溜めの世界は弱さを許してくれない。卑怯は悪、そんな規則は投げ捨ててしまえ。 勝てば――。否、どんな手段を使ってでも勝たなければ意味はないのだ。 罪深き咎人はもう引き返すことはできない。 「だから、杏。僕は謝らないよ」 陽平は物言わぬ骸に背を向けて大聖堂を後にする。杏を殺した自分がどれだけ懺悔をしたとしても許されることはないだろう。 元より許しを乞うつもりもないし止まりもしない。この道の果てが行き止まりの絶望であっても。 弱さを認めない少年は、この闇の中でも歩き続ける。 【藤林杏@CLANNAD 死亡】 【D-2大聖堂/1日目朝】 【春原陽平@CLANNAD】 【状態】:健康 【装備】:Sturm Ruger Blackhawk(5/6)、IMI Micro UZI(20/20) 【道具】:支給品一式×2 不明支給品0~4、.41Remington Magnum予備弾54、IMI Micro UZIの予備マガジン×3、LAR Grizzly(8/7+1) 、斬られた右手首(クロノ)、スタングレネード×3、支給品一式、不明支給品0~1 【思考・状況】 基本:芽衣のために皆殺し 1:殺す。殺す……。 2:クロノの仲間とであったら……? 3:甘さは見せない……はずだった。 BACK 第一回放送 時系列順 NEXT ウソの始まり BACK 第一回放送 投下順 NEXT ウソの始まり BACK 死神様に最期のお願いを 春原陽平 NEXT [[]] BACK L3 -Logic×Loneliness×Loss- 藤林杏 GAME OVER
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コメントプラグイン @wikiのwikiモードでは #comment() と入力することでコメントフォームを簡単に作成することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //www1.atwiki.jp/guide/pages/921.html#id_476878da たとえば、#comment() と入力すると以下のように表示されます。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/shoki20141/pages/49.html
部屋の照明を薄暗くしたりまた明るくしたりすることによって 早食いを抑えることができるのかということです。 答えは明るくするとてきるです。 早食いは口の中の消化をちゃんとしてしまうため結果 胃の負担が大きくなるのです。 ものの本によると習慣の中でも食生活の習慣は 治りにくい週間の1つだそうですしかも 美食家の人は早食いでせっかちおまけにケチだそうです もちろん全部の人には当てはまらないでしょうけど寝 食卓の照明を明るくすることによって食べる速度が 遅くなるそうです何故ならば明るいと眩しくて 目を細めますねそうすると自律神経の働きで 副交感神経もびっくりしていちょうの動きがゆっくりな リズムになるそうです。だからお部屋の照明を 明るくしましょう。
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#12『無敵!』 憂「いけない、学校に遅刻しちゃう…」 憂「急がないと!」 ブーーーーー!!!! 憂「!?」 キキィィィッ!!ドンッ!! その日、私はトラックに轢かれた。 ドカーーーーーーーン!!!! そして衝撃でトラックは粉々になった。 憂「これが…私の力?」 憂「そんな…なんで私にこんな力が.…」 「ト、トラックを破壊したぞ!?」 「ひぃっ!?化け物だ~!!」 憂「ま、待ってください!」 憂「私はそんなつもりじゃ…」 「逃げろーーーー!!」 憂「……」 憂「こんな力…あっても嬉しくないよ…」 prrrr、prrrr 憂(電話…梓ちゃんからだ) ピッ 梓『もしもし憂!!』 憂「ど、どうしたの?」 梓『街が…街がテロリストに襲われてるの!!』 憂「えぇっ!?」 梓『早く逃げて!!』 ピッ、ツーッツーッ 憂「街がテロリストに…」 憂「……」 憂「この力…誰かのために使いたい!」 憂「私がみんなを救わなきゃ!」 さわ子「ヒャッハー!!死ね死ねええぇぇぇえぇぇ!!」 ズバババババ 「きゃーーーーっ!!」 「た、助けてーーーー!!」 憂「これは……先生!!」 さわ子「あぁん?」 憂「先生…これは一体どういう事ですか!?」 さわ子「ふっ、どうもこうも…こういう事よ!」ズババババ 憂「くっ…」 さわ子「ヒャッハッハーーーーーッ!!」 憂「まさか…先生はテロリストの仲間!?」 さわ子「どいつもこいつもイチャつきやがってええぇぇ!!」 さわ子「カップルなんて消えちまえええぇぇぇぇ!!」 ズババババババ 憂「それが先生の動機ですか…」 さわ子「だったら何よ!!」 憂「だったら…だったら私が倒します!」 憂「平沢…キック!」キュピーン さわ子「!?」 憂「はあぁぁぁぁぁぁっ!!」 ドカーーーーン!!!! さわ子「うぐっ…」 さわ子「そんな…私が負けるなんて…」 憂「他人の幸せを祝えない人なんかに、幸せはやってきません」 憂「そこで悔い改めてください」 さわ子「ふっ…その通りね」ガクッ 憂「先生…」 「きゃーーーーー!!」 憂「!!」 憂「早くみんなを助けないと!」 憂「平沢ダッシュ!!」ダダダッ ドカーーーン!!バコーーーン!! 憂「ここも大変なことに!」 和「はぁっ!」 憂「!?」 ガキィン!! 憂「和ちゃん!!」 和「次は私が相手よ、憂」 憂「そんな…和ちゃんまでテロリストなの!?」 和「あなたとこんな事になるなんて…残念だわ」 憂「和ちゃん!一体どうしてこんなことを!?」 和「我が同士と理想の世界を実現するためよ!!」 バキィン!! 憂「くっ!」 憂「同士…誰なの?」 和「私を倒したら教えてあげるわよ!」 ドガンッ!! 憂「いくら和ちゃんでも…街の人泣かせることは許せない!!」 憂「平沢…パンチ!」キュピーン 和「なにっ!?」 憂「はあぁぁぁっ!!」 ドカーーーーン!! 和「うっ…」ドサッ 憂「和ちゃん!」 和「さすが平沢の血を引く者ね…」 憂「和ちゃん…そんな…」 和「私を倒したご褒美に教えてあげる…私たちのボスは…」 ズキューン 和「うぐっ!?」 憂「和ちゃん!」 純「負け犬にはもう用はない」 憂「純…ちゃん?」 純「テロリストのボスは私だよ、憂」 憂「そんな…なんで純ちゃんが!」 バキッ!! 憂「きゃっ!?」 純「あははは!弱い!弱すぎるよ憂!!」 憂「くっ…」 純「もうすぐこの街から軽音部のメンバーは消滅する」 憂「えっ…」 純「エクスビッカー…あの大量殺戮兵器を使って軽音部の人たちを殺すんだよ」 純「そうすれば来週から『じゃずけん!』が始まる…」 純「もちろん、今まで活躍できなかった人たちのも出番が回ってくる」 憂「そんな…お姉ちゃんには手出しさせない!」 純「ふっ…今の憂になにができるの?そこで『けいおん!』が消滅するのを見物してな」 純「あははははははは!」 憂「くっ…」 憂「このままじゃ…お姉ちゃんが…」 唯『憂、大好き』 憂「お姉ちゃん…」 憂「……させない」 憂「『けいおん!』は私が守ってみせる!」 憂「ここが純ちゃんの基地」 憂「ここを破壊すれば…」 姫子「させないわ!」 バチンッ!! 憂「!?」 姫子「私だってもっと出番が欲しいんだから!」 憂「こんな時に……」 唯「憂、助けに来たよ」 姫子「!?」 憂「お姉ちゃん!」 唯「この街の平沢は一人じゃない、覚えておくんだね」 姫子「くっ…なんですってぇ」 唯「平沢チョップ!」 ドカーーーン!! 姫子「きゃああああっ!」 信代「まだよ!」 佐々木「私たちだっているんだから!」 憂「まだこんなに…」 唯「憂、先に行って」 憂「でも!」 唯「平沢家は助け合いでしょ」 憂「お姉ちゃん……」 憂「分かったよ!」 唯「がんばってね~」 純「ふふふ…もうすぐだ」 純「もうすぐで私の夢が…」 憂「純ちゃん!」 純「憂…来ちゃったんだね」 憂「純ちゃん…今ならまだやり直せる!戻ってきて!」 純「無理だよ!!私はもう…悪魔になってしまったんだ」 憂「なら私も…あなたを止めるために悪魔になる!」 憂「平沢…ファイナルイリュージョン!」 純「ぎゃあああっ!!」 ドカーーーーン!!!! 純「うぐぅ……」 憂「純ちゃん…」 純「負けたよ憂…私の負け」 純「やっぱり準レギュラーキャラには勝てないや」 憂「何言ってるの…純ちゃんだって立派な準レギュラーじゃない」 憂純「「純だけに」」 という夢だとさ。 梓「何そのオチ!?」 #12『無敵!』 14 戻る
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梓「そうですか?でも確かに音楽に対する姿勢は澪先輩と同じかもしれないですね」 澪「いやそれもなんだけどさ、見た目とか…」 梓「そんな!私なんか澪先輩の足元にもおよばないです!」 澪「髪の長さや色、あと顔も似てると私は思うんだ」 梓「恐縮です///」 澪「そこで相談なんだけど…ちょっと入れ替わってみないか?」 梓「えぇ!?入れ替わるって唯先輩と憂みたいにですか?」 澪「うん。あれ見て私と梓もできるんじゃないかと思って…」 梓「絶対バレますって!」 澪「楽しそうだと思ったんだけど…ダメ?」ウルウル 梓「モエモエ~キュンです!」 梓「やってやるです!でもやるからにはバレないようにうまく変装したいですよね」 澪「まぁうちの部は全員頭のネジが何本か抜けてる奴ばっかりだしなんとかなるだろ」 梓「それもそうですね。じゃあ早速着替えましょう」 澪「服装よし、髪型よし」 梓「あとは喋り方に気を付ければバッチリですね」 澪「そろそろみんな来る頃だな」 ドア「ガチャ」 律「おーっす」 澪(いくぞ梓) 梓(はい!) 澪「律先輩遅いですよ!」 梓「まったく。気が抜けてるんじゃないのか」 律「いやー悪い悪い。ってまだ唯もムギも来てないじゃんか」 澪(バレてない…) 梓(バレてないです…) 唯「みんなおいっす~」 紬「ごめ~ん遅れちゃった」 澪「唯先輩ムギ先輩こんにちは」 梓「二人とも遅かったな」 紬「ちょっと唯ちゃんの作ったうどん食べてたの。それより今日はマドレーヌ持ってきたの。お茶いれるわね」 唯「わ~い」 澪(バレないもんだな…) 梓(予想外です) 律「そーいや澪、新しい歌詞はどうなったんだ?」 梓「え!?あぁまだうまくまとまってないんだ」 澪「この前言ってた前髪おろしてなんたらかんたらってやつ、私はいいと思いますよ!」 梓「!」 律「おいおい梓あれはないだろ絶対ダメだ」 唯「あずにゃんも澪ちゃんと同じセンスなんだね~」 梓(ちょっと澪先輩!私まで痛い子だと思われるじゃないですか!) 澪(チッ…ダメか) ドア「ガチャ」 和「こんにちは」 唯「あ、和ちゃ~ん!どうしたの?」 和「澪が携帯教室に置き忘れてたから届けにきたのよ。」 澪「あ、ほんとだ気付かなかったありがとう」 律「ん?なんで梓が受け取るんだ?」 澪(しまった!) 澪(梓頼む!) 梓(はい!あ、でも澪先輩って和さんとどんなかんじで喋るっけ…あぁぁぁぁあもうわからんなるようになれ!) 梓「ありがとーのどちゃんたすかったじぇ!」 澪(それはのどか違いだろーが!!!) 和「え?」 梓「え?」 律「なに」 唯「それ」 紬「こわい」 和「えーっと…なんだかよくわからないけどもう帰るわね」 唯「和ちゃんバイバーイ」 梓「…」 律「…澪…まさかおまえが…」 澪「…」 律「麻雀好きだったとはな」 梓「え?」 澪「はい?」 律「咲見てるんだろ?あたしも見てるんだ~麻雀わかんないけど」 梓「いや私は…」 紬「違うわよ律っちゃん。あれは麻雀やってる女の子同士の恋愛を描いた漫画よ」 唯「えーあれってバトル物でしょ?よく憂と原付vs透華ごっこやってるんだ~」 梓(なんだか話がズレてきた…) 澪(でもなんとかごまかせそうだな) 律「なんだよ原付vs透華ごっこってw」 唯「リンシャン解放!ゴゴゴゴー!って感じで戦うんだよ。憂も透華役ノリノリなんだよ~」 紬「シャンリンシャンって昔あったわね~」 澪(突っ込みどころ満載だ!) 梓(もう私たちの入れ代わりの話どっかいっちゃった…) 梓(オチも考えずにスレ立てるからこんなことになるんです!) 澪(もういっそこのままアニメ談義してやろうかとか思ってそうだなこの作者) 紬「咲×原村は王道よね~」 律「かじき×桃だろ」 唯「部長と眼鏡もかなりの可能性を秘めてるよ~」 梓(あっちも盛り上がってますね) 律「そういや風越にはかわいい子がいないよな」 紬「片目に猫に眼鏡にブス×2ですもんね」 唯「猫耳ならうちのあずにゃんでもうお腹いっぱいだよね~」 梓(…) 律「よし練習するぞ!」 唯「わぁ律っちゃんどうしたの急に!?」 律「脱線しすぎてたからな。とりあえず終わらせるぞ!ほら澪!梓!準備しろ!」 澪「あ…はい!」 梓「めずらしくやる気だな」 紬「あら?澪ちゃんと梓ちゃん楽器変えたの?」 澪(しまった!) 澪「間違えちゃったです~」 唯「あずにゃんはうっかりさんだな~」 律「…」 澪「さ、さぁ気をとりなおしてやりましょう!」 律「ワンツースリーホー!」 梓「君を見てると~いつもハートドキドキ~」 ジャジャーン 梓(ふぅなんとか乗り切った) 澪(やればできるもんだな…) 唯「ねぇなんか今日みんな調子悪いの?」 紬「私もそんな気がしたわ」 澪・梓「ギクッ」 唯「なんかいつもと違ってて…なんて言ったらいいんだろう」 紬「いつもよりバッチリきまってるのよね…」 澪・梓「…ん?」 澪「そういえば…」 梓「今日はいつもよりバッチリだった…」 澪・梓「ドラムが」 律「…」 さわ子「そろそろいいんじゃないかしら、憂ちゃん」 唯「さわちゃん!?」 澪「いたんですか!?」 さわ子「やっと出番が来たわ…みんなの目はごまかせてもこの私はごまかされないわよ」 律「…」 さわ子「律っちゃんよりおっぱい大きいじゃない!!」 梓(また胸かー!) 憂「みなさんごめんなさい…」 唯「ぜんぜん気付かなかったよー」 紬「どうして律っちゃんと入れ替わってたの?」 憂「律さんが前髪おろした姿がお姉ちゃんに似てるから唯=憂=律でいけるんじゃないかって言われて…」 澪(なんだそれ…) 唯「それで律っちゃんは?」 憂「それが…今日は用事があるとかで帰りました」 梓(サボりたかっただけかー!) 紬「それにしても今回の憂ちゃんの変装は完璧だったわね」 唯「喋り方も律っちゃんそっくりだったしね~」 憂「前回の失敗を踏まえて練習してましたから」 さわ子「まぁそれでもこの私の目にはかなわなかったわけね」フフン 唯「さわちゃんもすごい!」 紬「おみそれしました~」 さわ子「さて…もう暗くなってきたしそろそろ帰りましょうか」 唯「わ、もうこんな時間」 紬「じゃあみんなまた明日~」 ドア「パタン」 梓「あれ…?」 澪「私たちには気付かないのか…」 完 戻る
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やること これと あれと それ
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253: 224 :2019/01/13(日) 14 32 21 HOST 16.176.138.210.rev.vmobile.jp ありがとうございます。では投下させていただきます。ネタと言うには重い内容ですが お名前と以前のお仕事をお聞きしてもいいですか? 「問題ないとも。エルン=ツァイサー、元国家保安省の職員だ。」 『ある元シュタージの証言』 それではエルンさん。まずは国家保安省時代のお仕事を聞かせてください。 「ああ、君も知っているだろうが国家保安省は内務省に従属する省庁であり、その任務は国内外の諜報活動と国民の監視にあった。 もっとも私が入省した75年には前者はともかく、後者の仕事は激減していたがね。」 それはやはりソヴィエトの意向を受けて東ドイツが体制を緩めたからですか? 「いや、もっと単純に好景気のためだよ。私が入省する数年前から東ドイツは好景気に沸いていたからね。配給は滞らなくなり 労働者は成果に応じて日本製か、日本製に習って格段に性能が上がった家電や車を比較的容易に得られるようになった。餓えず 自身の働いた成果を肌で感じられるようになれば、国民は体制に不満を持つことなどそうはないよ。なので私達若手の 監視対象はもっぱらゲームばかりする子供達で、監視内容といえばその子達への叱責がほとんどだったよ。」 しゅ、シュタージがゲームをする子供たちを叱るんですか? 「ああ、今の40前後東ドイツ人が持つシュタージのイメージは【遊び呆けていると叱ってくる制服のオジサンやオバサン】 だろうね。日本のヘル・高橋が言った【ゲームは1日1時間】はシュタージの標語にもなったほどさ。とはいえやみくもに 叱っていたわけじゃない。急激な景気拡大は労働者やその家族の負担を強いる。あの時代は長時間労働対策がまだ不十分で それに対応した保育施設も不十分だった。だから我々は彼らの健やかな成長の一助として、ある時は共に遊び、ある時は 叱っていたんだ。ちなみに先程言ったヘル・高橋の【16連射】を私はある程度模倣できてね。子供たちからは14連射の エルンと呼ばれていたよ」 そ、それはなんともシュタージのイメージが変わりますね。それでは前者の仕事、西ドイツへの諜報はどうだったのでしょう? 「(息を吐き出してから)それも私が務め始めた頃には意味が変わっていた。70年代以降、東西の格差は酷くなる一方で 西の連中はその理由を知るために躍起になっていた。つまりは諜報から防諜が主な仕事になっていったんだ。あとは…西の 民間業者や個人が行う密輸の手助けなどが私の主な仕事だったね。」 密輸、ですか? 「ああ、もう政府も明らかにしているがベルリン近辺には秘密の【ショッピング道路】があったからね。それを使って 我が国の優れた製品を西側に流すのを手伝い、西の商業動向を知るのも立派な諜報活動だったよ…80年台まではね」 80年台…戦う民主主義とネオナチの本格台頭ですね 「そうだ。西は困窮の果てに民主主義と全体主義の区別までつかなくなったらしい。確かにナチスは共産主義と戦った。 しかしその一点で【民主主義の守護者】としてナチスを復活させた西を、少なくとも私は正気だとは思わない。」 西側の主張としてはネオナチは一部の過激派であり、政府は容認していないらしいですが 「(吐き捨てるように)なら、あの狂った夜に泣き叫ぶ子供たちの縄に縄を括り付けていたゴミどもが、なぜ西ドイツ議会の 席に座っているんだ!たしかに彼らの両親は密輸に関わっていたが、あの子らは10歳にも満たなかったんだぞっ!」 254: 224 :2019/01/13(日) 14 33 02 HOST 16.176.138.210.rev.vmobile.jp 【紅壁の夜事件】ですか 「ああ、ネオナチのクズどもが個人レベルで嗜好品や小型家電を密輸していた連中を一斉に【共産主義者】として処刑して ベルリンの壁に吊るした狂った事件だ。知っているかね、連中にとってニンテンドーのマリオは土管から侵入してくる テロリストらしい。彼の衣服も相まって滅ぼすべきレッドマンだそうだよ。」 え、そ、それはさすがに… 「事実さ。それを理由に処刑され、粉々に砕かれたマリオのカセットと共に野ざらしにされいた女の子の遺体を片付けたのは 私なんだから間違えるはずはない。だから、改めて言いたい。冷戦の空気を知らない若い連中の中に、のんきにドイツ統一を 叫んでいる連中がいるらしいが、狂犬と人間は交わってはならない。私たちにできることはあの狂犬共がやせ細ってくたばる その日まであの壁と軍事力を維持する、それだけなんだ。この点は是非とも記事にしてくれたまえ」 はい、今日はありがとうございました。 エルン=ツァイサー氏は我々のインタビューが終わると足早に去っていった。氏は今でもベルリンの壁に花束とニンテンドーの ゲームソフトを捧げており、それを買うためだったらしい。任務とはいえ、間接的に無垢な子供たちの命を奪ってしまった という自責の年は、今も氏に暗い影を落としている。 なお「レッドマン事件」に対して西ドイツ政府は「冷戦末期に悲劇」としているが、事件関係者の処分等は一切行っていない 以上です。転載等はご自由にどうぞ。というわけで史実と違い「反共」の一点で極大化したネオナチです。これには総統も 草葉の影で号泣していることでしょう。あと書いてあるとおり西ドイツはネオナチは認めていません。認めていないだけで 何もしませんし、名簿もありませんし、そもそも誰がネオナチかもわかりませんし、本当の意味でネオナチが存在 しているかも謎ですけどね(邪笑)
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学園祭前のある日 梓「………」 梓「…一人きりだとこの部室も広すぎるなぁ」 梓「あ、もちろんトンちゃんも一緒だよ?」 トンちゃん「……」 梓「……」 梓「練習しよ…」 ~♪~♪~♪ 梓「やっぱり一人だとつまらないな…」 梓「静かだぁーーー!!!!!」 梓「………」 梓「はぁ……もう帰ろ」 梓「トンちゃん、また明日ね」 トンちゃん「……」 下校 憂「梓ちゃ~ん!」 梓「あ、憂」 憂「いま帰りだよね?一緒に帰ろ!」 梓「うん」 憂「梓ちゃんは軽音部の練習?」 梓「うん、でも先輩たち来なかったからずっと一人だったよ」 憂「そっか…お姉ちゃんのクラスは劇やるみたいだけど、忙しそうだもんね」 梓「ごめんね、私もクラスのほう全然手伝ってなくて…」 憂「気にしないで大丈夫だよ。梓ちゃんにはライブがあるんだし、私だって軽音部のライブ楽しみしてるもん!」 梓「…そっか。ありがと、憂」 憂「うん!だから頑張ってね!」 平沢家 唯「ただいま~」 憂「お姉ちゃん、おかえりなさい」 唯「今日も疲れたよぉ~…うい~…」 憂「最近は毎日夜遅いもんね。劇の練習?」 唯「そだよー、でも私は木の役だからみんなの手伝いしてるくらいだけど…えへへ…」 憂「軽音部の練習はすすんでる?」 唯「う~ん…そういえばクラスの出し物のことばっかりであんまり考えてなかったかも…」 憂「お姉ちゃん、行ってあげたら?きっと梓ちゃんも寂しがってると思うよ」 唯「! そうだよね…うん、わかった!明日行ってみるよ!」 憂「私もライブ楽しみにしてるからねっ。それじゃご飯にしよっか」 唯「は~い♪」 自室 唯「(そっか……私たちが劇の練習してるあいだ、あずにゃんはずっと一人だったんだよね……)」 唯「(あずにゃん、寂しかっただろうなぁ……)」 唯「(私たちはもう三年生、あずにゃんと一緒に過ごす学園祭も最後なんだ)」 唯「(よし、学園祭のライブ…絶対に成功させないと!!)」 唯「行くよっ、ギー太!今夜は寝かさないぜぇ!!」ジャーン ~♪~♪~♪ 憂「ふふっ、ガンバレお姉ちゃん」 翌日の放課後 律「え?早退する?」 澪「どうした唯、具合でも悪いのか?」 唯「ううん、そういうわけじゃないんだけど…」 紬「でも最近忙しくて疲れてると思うし、無理しないで休んだらどう?」 唯「う…うん!ありがとうムギちゃん!ゴメンね、明日は必ず準備手伝うからっ」 澪「ああ、また明日な」 律「気をつけて帰れよ~」 紬「バイバイ、唯ちゃん」 … 唯「待っててね、あずにゃん」 唯「………」 唯「(でも、みんなのことなんだか騙してるみたいで悪い気がするよ……)」 唯「(みんなにはああ言ったけど、あとでちゃんと謝っておこう…)」 唯「…今はとにかく音楽室を目指さないと」 唯「ふぅーっ…」 唯「初めてここの階段上ったときは緊張したなぁ……今ではこんなに体が軽いのに」 唯「体が軽い……ってあぁーーっ!!ギー太家に置いたままだったぁっっ!!!!」 唯「どうりで背中がスカスカするわけだよ……うぅ…結局一旦家に帰る羽目に……」 唯「きっとみんなに嘘ついたバツだ…急いで帰らないと!」ダッ 音楽室 ガチャ 梓「こんにちはー…」 梓「……って今日も誰もいないか…」 梓「よいしょっと」 梓「トンちゃんにエサあげなきゃ」 トンちゃん「パクパク」 梓「………」ボーッ 梓「はぁ……ムギ先輩のお茶のみたいな……」 梓「トンちゃんも先輩たちがいないと寂しいよね」 トンちゃん「パクパク…」 梓「…そうだよね!先輩たちが来ないとトンちゃんが可哀相だよ!決して私が寂しいなんてわけじゃ……」 トンちゃん「……」 梓「………」 梓「だめだめ!こんなんじゃだめだ私!そもそも先輩たちだって来春には卒業…」 梓「そうしたらいずれは私が部長になって軽音部を引っぱる!しっかりしなきゃ!」 梓「かむばっく私!!!」 梓「はっ、中野梓ただいま戻りました!!(キリッ」 梓「なんちゃって……」 梓「………」 教室 律「にしても、突然どうしたんだろうな?唯のやつ」 澪「律、気付かなかったのか?」 律「? 何をだよ」 紬「唯ちゃん、目の下に大きなクマができていたわ…きっとあまり寝ていないんじゃないかしら?」 律「あー確かに言われてみれば…。数学の授業中もあいつずっと居眠りしてたもんな」 澪「実は夜遅くまでギター弾いてたりしてな」 律「あははっ、唯に限ってそれはないだろー」 紬「でも…もしそうだとしたら、私たちだって負けていられないわ!」 澪「そうだぞ律。たとえクラスの劇が成功しても、軽音部のライブがうまくいかないなんて私は嫌だからな」 律「ムギと澪の言う通りだな。よーし!だったら今日はクラスを早めに切り上げて、久々に部活するかーっ!」 「「「おーっ!!」」」 律「(唯のことだ、きっと梓を心配してこっそり様子を見に行ってるとかそんなとこだろう…)」 澪「おい、律」 律「(まあなんだかんだ言って他人思いだからな、唯は)」 澪「おーい…」 律「(けどなにも黙って行くことはないのにな、あとで説教してやるか)」 澪「律!!!」 律「ふぇっ!?な…なんだよ澪、突然ビックリさせるなよ」 澪「なに言ってるんだ、次は律の台詞だろ…」 律「あれ?え、えーと…そうだったっけ…?」 澪「まったく…どんな考え事してたんだ?」 律「な、なんでもないやいっ!気を取り直して次いくぞ次!な!」 紬「(りっちゃんも唯ちゃんのこと、気にしてるのかな……)」 音楽室 梓「なぜか部室の掃除をしている私……」 梓「テスト期間中に部屋の掃除がはかどるのと同じ原理だよね」 梓「あっ、このネコミミ…」ヒョイ 梓「懐かしいなぁ……さわ子先生が持ってきて、唯先輩につけさせられたんだっけ」 梓「あの頃は先輩たちと意見が合わないこともたくさんあって…」 梓「きっと私、煙たく思われてたよね」 梓「でも…この軽音部に入って本当に楽しかった」 梓「………」 梓「……ってしんみりしてる場合かーっ!」 唯「はぁっ……はぁっ……」 唯「だいぶ遅くなっちゃった……」 唯「でもせっかくギー太持ってきたんだし頑張って練習しないと!!」 唯「音楽室に入るのも久しぶりだと緊張するよぉ…」 唯「あずにゃん…元気にしてるかな……」 梓「そうだ、トンちゃんには私のネコミミ姿見せたことなかったよね」 トンちゃん「……」 梓「…うん、誰もいない。よしっ」キョロキョロ E ネコミミ 梓「どう?似合ってるかなトンちゃん」 トンちゃん「↑↑」 梓「に……にゃあ」 トンちゃん「///」 ガチャ 唯「あっずにゃ~……」 唯「…ん?」 梓「」 唯「あの…あずにゃん怒ってる……?」 梓「怒ってませんよ、急に先輩が入ってきたから驚いただけです」 唯「目が全然笑ってないよあずにゃん……でもちょっとかわいかったけどね」 梓「ほっといてくださいっ! もう…冗談はここまでにして、唯先輩はクラスの準備はいいんですか?」 唯「私は木の役だから他の人みたいに練習することも少ないし、大丈夫だよ」 梓「木の役ですか…唯先輩らしいですね」クスッ 唯「むっ…ちょっとあずにゃん!それどういう意味さぁっ!」 梓「あはは、気にしないでください」 唯「うぅ…あずにゃんひどい……」 梓「でも…来てくれてありがとうございます。先輩たちがいなくて私、退屈でしたから」 唯「あずにゃん……」 唯「あずにゃん」 梓「何ですか?」 唯「……ごめんね、一人にしちゃって」 梓「いいえ、気にしてないですよ」 唯「……」 梓「……」 唯「……練習、しよっか」 梓「はいっ」 梓「じゃあせっかくですから合わせてみましょうよ、今回の新曲」 唯「なんだか二人で合わせるのってドキドキするね…」 梓「そうですか?私は普段どおりですけど」 唯「でもその前に…あずにゃん」 梓「はい?」 唯「そのネコミミは外したほうがいいと思うよ」 梓「に゛ゃあぁっ!?すっかり忘れてたぁっ!!!」 ~♪~♪~♪ ジャーン… 梓「すごい…完璧だ……」 唯「えへへ…そんなに言われたら照れるよぉ……」 梓「唯先輩、家でも練習してたんですか?」 唯「うん、ちょっとだけだけどね…最近帰りが遅かったから夜にちょこっとギー太いじってた感じかな」 梓「先輩はやればできるんですから。やっぱり唯先輩にはかなわないです」 唯「ありがとうあずにゃん。でもね、それもこれもみんなのためだよ!」 唯「だから、学園祭のライブ…絶対成功させようねっ!」 梓「……はいっ!やってやるです!!」 ガチャ 律「どうも騒がしいと思ったらこんな所にいたのか、唯」 唯「りっちゃん!」 澪「私たちに内緒で練習だなんて、水くさいじゃないか」 紬「そうよ、同じ部員なのに誘ってくれないなんてひどいわ唯ちゃんっ」 梓「澪先輩にムギ先輩…」 唯「みんな……」 律「クラスの準備をサボってしかも部長に無断で勝手に抜けがけとは…いい度胸してるじゃん?」 唯「……ごめんなさい……」 澪「まあまあ律、そう言うなって」 紬「形はどうあれ、こうしてみんなで集まれたんだもの。恨みっこなしよ♪」 律「わーってるって、冗談だよじょーだん」 唯「で、でも……」 律「ただし!クラスのほうをサボったのは許さん!罰として明日の後片付けは唯一人でやるよーに!!」 唯「…それも冗談?」 律「いいや、マジだ」 唯「そんなぁ~……」 梓「久しぶりに全員そろいましたね」 律「確かに最近は劇の練習が忙しくてずいぶん来てなかったからな~」 澪「梓は私たちがいない間も音楽室に来てたのか?」 梓「はい、一応」 澪「そうか…あんまり顔を出せなくてすまないな」 紬「ごめんね、梓ちゃん…」 梓「いえいえ、私は全然気にしてないですから。それよりも先輩たちは最後の学園祭なんですし、やっぱりクラスでの出し物を優先するべきです」 澪「……」 澪「……それは違うな、梓」 梓「へっ?」 澪「確かに私たち三年生は今年が最後の学園祭だ」 澪「けど…それってつまり梓と過ごせる学園祭もこれで最後ってことなんだ」 唯「(あっ!それ私のセリフだったのに~!)」 律「私たちが軽音部のライブをないがしろにするわけないだろ?」 紬「梓ちゃんと演奏できる最後の学園祭、絶対に成功させましょうっ!」 梓「先輩…みなさん……」ジーン 唯「(みんな考えてることは同じだったんだね……えへへ、私の見せ場、なくなっちゃったな)」 律「んじゃ、そうと決まれば早速練習すっか!!野郎ども、準備はいいか~っ!?」 梓「あ、ちょっと待ってください!」 澪「ん?どうしたんだ急に」 梓「せっかく全員そろったのに、なにか大事なことを忘れてませんか?」 律「大事なこと?なんだそりゃ」 唯「なんだろ……」 梓「ほら、練習の前にいつもしてるじゃないですか」 紬「練習の前に」 澪「いつも」 唯「してること…」 律「歯みがき?」 紬「なんでやねんっ!」ポカッ 律「ぐはっ!?いってぇ~…軽いジョークだったのに…」 澪「(ムギに先を越された……)」 梓「もう!とぼけないでください!『お茶』ですよ『お茶』!」 唯澪律紬「えっ…?」 梓「どうしてそんなにキョトンとした顔するんですか…普段からいつもやっていることですよ?」 律「いや…そりゃまあそうだけどさあ……まさか梓からその言葉が出てくるとは」 澪「それに急にそんなこと言ったって、ムギにだって準備が…」 紬「ええ、もちろんバッチリよ♪」 律・澪「持ってきてるんかいっっ!!!」 唯「あぁ~…やっぱりムギちゃんのお茶はおいしいねぇ~…♪」 律「ぷはーっ!一仕事おわったあとの一杯は格別だなぁ~~!」 澪「律、ジジくさいぞ」 律「へーんだ!どーせあたしゃ女の子らしさのカケラもないオヤジ女子高生ですよーだ!!」 澪「なっ…なにもそこまでは…」 紬「あらあらうふふ♪」 先輩たちは泣いても笑っても来年の春、卒業する。 いつまでもこんな時間がつづけばいいのにな。 やっぱり一人は……寂しいから。 でも、まだ先輩たちがいなくなったわけじゃない。 いまのこの時間を大切にしなきゃ。 学園祭のライブを最高の思い出にするために。 そして、大好きな軽音部を思い出で終わらせないために―― 澪「それにしても、梓がお茶だなんて言い出すなんて珍しいな」 律「何か悪いもんでも食ったのか?」 唯「ねえねえあずにゃん、何があったのか教えてよ」 梓「失礼ですねっ、なんにもないですよ?」 唯「じゃあ…どうして突然お茶にしようって言ったの?」 梓「ふふっ、なに言ってるんですか。そんなの簡単です」 梓「だって、私たちは『放課後ティータイム』ですから」 おわり 戻る
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